HTTPコール
前提条件
- HTTPで呼び出されてつかえる機能(相手)が必要です
このプラグインで出来ること¶
- 特定の条件でHTTPの通信を呼び出すことができます。
- CSV形式での柔軟なルール管理
- URL内での動的変数置換(テキスト・言語・話者情報)
- 外部APIからのプログラマティック実行
- 高度なセキュリティ機能(TLS 1.2、プロキシ対応)
- 複数のマッチングモード(完全一致・部分一致)
有効化¶
- プラグインを使うチェックをONにしてください。
設定¶
設定 | 意味 |
---|---|
ルール | 音声認識文に特定の文字列を含む場合は、指定したアドレスにデータを送ります |
ルール¶
- ルールは、条件に一致したときにそのデータを送付することができる「仕掛け」です
設定 | 意味 |
---|---|
有効(Enabled) | この条件を有効化します |
モード(Mode) | 条件の判断モードを指定します |
対象 | 対象にする言語を決めます(母国語、翻訳1~4) |
起動フレーズ | 判断に使う起動キーワードです |
アドレス | HTTPコールするときの送付先です (httpやhttpsで始まるアドレスになります) |
対象者 | 話者名に指定文字が含まれているときに反応します。空欄の場合は全員が対象です |
APIタグ | APIから呼び出すときにつかうタグ名です |
パラメータの記述
- 発話がきっかけで呼び出される場合は、URLの中に下記パラメータが使えます
パラメータ | 意味 |
---|---|
{text0} | 母国語(文) |
{text1} | 翻訳1(文) |
{text2} | 翻訳2(文) |
{text3} | 翻訳3(文) |
{text4} | 翻訳4(文) |
{lang0} | 母国語(言語名) |
{lang1} | 翻訳1(言語名) |
{lang2} | 翻訳2(言語名) |
{lang3} | 翻訳3(言語名) |
{lang4} | 翻訳4(言語名) |
{talker} | 発話者名 |
URLの設定例
- たとえば、下記のような設定をすると、条件一致時に棒読みちゃんが読み上げます
http://localhost:50080/talk?text={talker}さん、ゆっくりしていってね!
URLの設定例
- たとえば、下記のような設定をすると、テロップアシスタントをつかって、プレイバックするなどができます。
http://127.0.0.1:15501/start_playback?ago=0
高度な機能¶
ルール管理インターフェース¶
データグリッド機能¶
- 7列の詳細設定: 有効/無効、モード、判定対象、キーワード、URL、対象者、APIタグ
- コンテキストメニュー:
- 行の上/下に挿入(Alt+Up/Down)
- 行の交換(Ctrl+Up/Down)
- CSVファイルからのインポート
- キーボードナビゲーション: フル対応の表形式編集
CSVファイル連携¶
- 形式: カンマ区切り値(CSV)での設定保存・読み込み
- 文字エンコーディング: UTF-8対応
- 外部編集: Excel等での一括編集が可能
判定モード詳細¶
モード | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
完全 | テキストが完全に一致 | 「こんにちは」→完全一致時のみ実行 |
一部 | テキストが含まれる | 「こんにちは」→「こんにちは、みなさん」でも実行 |
トラブルシューティング¶
よくある問題¶
- HTTP呼び出しが失敗する:
- URLが正しく設定されているか確認
- ファイアウォール設定をチェック
-
プロキシ環境の場合は設定を確認
-
変数が置換されない:
- URLに正しい変数記法({text0}等)が使用されているか確認
-
対象言語が正しく設定されているか確認
-
ルールが動作しない:
- 「有効」チェックボックスがONになっているか確認
- マッチングモードが適切に設定されているか確認
- 対象者フィルターが設定されている場合、話者名が一致しているか確認