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VRChat向けOSCプラグイン

前提条件

  • VRChatが動作することが必要です
  • VRChatのリングメニューでOSCをEnableにする必要があります
  • アバターのパラメータを動かす場合は、ワールドかアバターにギミックが必要です(字幕表示や音声コマンドはギミック不要です)

このプラグインで出来ること

  • 音声認識した字幕を、VRChatのチャットボックスに表示できます
  • 特定の言葉を話したときに、アバターやワールドのギミックへOSC信号を送れます(ルール
  • 話した言葉でVRChatそのものを操作できます(写真を撮る・カメラを動かす・身長を変える・アバターを変える・歩く など/音声コマンド
  • あらかじめ書いた台本を、キーひとつで順番に送り出せます(字幕・チャット・カメラ操作をまとめて/シナリオロール

有効化

VRChat

  • プラグインを使うチェックをONにしてください。

起動順序について

  • ツールとしての順序は特にないものの、ユーザレポートによると、ゆかコネを先に立ち上げておいたほうがトラブルが少ないようです。

設定画面の構成

設定画面は4つのタブに分かれています。

タブ 内容
VRChat 接続の設定と、チャットボックスへの字幕表示の設定
音声コマンド (Voice Cmd) 話した言葉でVRChatを操作する設定
Option ルール(言葉をきっかけに任意のOSCアドレスへ値を送る)と、シナリオロールの設定
YNC Msg ゆかコネ独自形式(/YNC/Text/...)で字幕を送る設定

VRChat タブ(接続と字幕)

VRChat

接続

設定 意味
VRChat → NEO / Port VRChatからゆかコネが受け取るポート番号です。既定は 9001 です
接続(Connect) / 切断(Disconnect) 通信を開始・終了します
NEO → VRChat / Address ゆかコネからVRChatへ送る宛先アドレスです。既定は 127.0.0.1 です
NEO → VRChat / Port 同じく送り先のポート番号です。既定は 9000 です

OSCQuery

設定 意味
手動設定 (Manual) 上で指定したアドレスとポートをそのまま使います(既定)
OSCQuery 自動検出 同じPC上のVRChatを自動で探し、ポートを合わせます
更新 (Refresh) 自動検出をやり直します。表示が VRChat 未検出 (Not found) から VRChat: 127.0.0.1:9000 のようなアドレス表示に変われば成功です

どちらを選べばよいか

  • まずは 手動設定 のままで構いません。
  • ポートが他のOSCツールと競合してVRChatが別ポートで待ち受けている場合に OSCQuery 自動検出 が役に立ちます。
  • カメラ位置や身長を「取込」したいときは OSCQuery 自動検出 を選んでください。 VRChatは、受け取り口を登録したツールにしかこれらの情報を送りません(登録はプラグインが自動で行います)。

チャットにおくる (Send to Chat)

設定 意味
母国語(Native Language) 認識した言葉をそのままチャットボックスに出します
翻訳(Translation) / 1〜4 翻訳結果を出します。数字はどの翻訳枠を使うかの指定です
Test テスト用の文字列を送って、表示されるか確認します

字幕のミュート

設定 意味
VRChat音声ミュート連動(linking Mute) VRChat側でマイクをミュートしたら、字幕の送信も止めます
左ジェスチャー連動(linking Left Gesture) 左手のジェスチャーに合わせて合成音声の声色を変えます

左ジェスチャー連動

  • 読み上げ連携プラグインがONになっていないと機能しません。

字幕の仕様

設定 意味
確定結果のみ(Finalized text only) 認識途中の文字を出さず、確定した文だけを表示します
SFX通知しない チャットボックス表示時のVRChat側の通知音を鳴らしません
自動送信しない(手動で編集する) チャット入力欄に文字を入れるだけで、送信はVRChat側で手動で行います

対象ユーザ (Target User Names)

  • 字幕を転送する話者を絞りたいときに、話者名を入力します。空欄なら全員が対象です。

チャットボックスの表示間隔について

  • VRChatのチャットボックスは 5秒間に5メッセージまで という制限があります。
  • プラグインは送信を自動で調整するので、長い文章を話しても取りこぼしません。
  • 1メッセージは144文字までです。超える分は自動で分割して順番に表示します。
  • 認識途中の文字は「最新の1件」だけを送るので、確定文が制限で埋まることはありません。

音声コマンド (Voice Cmd) タブ

音声コマンド

話した言葉をきっかけに、VRChatを操作する機能です。 OSCのアドレスや数値の型を覚える必要はありません。 やりたいことを一覧から選び、きっかけになる言葉を書くだけで登録できます。

1行つくる手順

  1. 表の一番下の空行で、やること(Action) を一覧から選びます
  2. トリガーワード(Trigger) に、発動させたい言葉を入れます(例:写真を撮って
  3. 値が必要なやることなら、値(Value) の右にある 編集… を押して入力します
  4. 選択行をテスト実行 で、VRChatが思ったとおり動くか確かめます
  5. OK で保存します

表の項目

設定 意味
有効(Enabled) この行を有効にします。外すと反応しなくなります
やること(Action) VRChatに何をさせるかを一覧から選びます
トリガーワード(Trigger) 発動のきっかけになる言葉です
値(Value) やることによって必要な数値やIDです。直接入力・貼り付けもできます
編集… 値を入力支援つきで編集します。値が不要な時は灰色になります
一致方式(Match) 部分一致=その言葉が含まれていれば発動/完全一致=その言葉だけを言ったときに発動
基準(Base) 絶対値=入力した値をそのまま使う/原点相対=下の「原点」からの差として使う

音声コマンドが発動する条件

  • 母国語の、確定した認識結果だけが判定に使われます(翻訳文では発動しません)。
  • 完全一致 は、末尾の「。」「?」などの句読点を無視して比較します。「天気」と登録すれば「天気。」でも発動します。
  • 迷ったら 部分一致 のままで構いません。ただし、ふだんの会話に出てくる短い言葉をトリガーにすると誤爆します。カメラ写真 のような、言わない組み合わせにするのがコツです。

やること (Action) の一覧

分類 やること
カメラ操作 写真を撮る/タイマー撮影/カメラを閉じる 不要
カメラ操作 カメラ:写真モード/配信モード/ドローン 不要
カメラ操作 グリーンスクリーンON・OFF/カメラが自分を見るON・OFF 不要
カメラ操作 カメラドリー再生・停止 不要(VRChat Plus / VRC+ の機能です)
カメラ移動 カメラを前/後ろ/左/右/上/下へ移動 移動量[m](空欄なら0.5)
カメラ移動 カメラを左/右へ旋回 角度[°](空欄なら15)
カメラ移動 カメラを相対移動 dx dy dz(例:0 1 0 で1m上へ)
カメラ移動 カメラを指定座標へ移動 x y z または x y z rx ry rz
カメラ移動 カメラ位置を呼び出す x y z rx ry rz
アバター アバター変身 avtr_ で始まるアバターID
アバター 身長を変更 身長[m](例:1.6
アバター 身長を2割アップ/ダウン 不要
原点 今のカメラ位置/身長/アバターを原点に記録 不要
原点 原点カメラ/身長/アバターへ戻る 不要
操作 前/後ろ/左/右へ歩く、前へ走る 歩く秒数(空欄なら1)
操作 左/右を向く 旋回秒数(空欄なら0.5)
操作 ジャンプ/座る・立つ/AFK/マイクミュート/クイックメニュー/セーフモード 不要
操作 右手・左手で 使う/掴む/離す 不要

アバター変身について

  • VRChatの仕様上、お気に入り・最近使った・自分がアップロードしたアバターにしか変身できません。
  • アバターIDは、VRChat側でそのアバターに着替えてから 編集…現在値を取込 で取り込むのが確実です。

新しい機能を使うにはVRChatの更新が必要です

やること 必要なVRChatのバージョン
アバター変身、カメラドリー、原点アバターへ戻る 2025.1.2 以降
カメラ操作・カメラ移動すべて(原点カメラへ戻る を含む) 2025.3.3 以降
身長の操作すべて(変更/2割アップ・ダウン/原点身長へ戻る) 2026.2.1 以降

値の入力(編集…

値の欄には直接入力や貼り付けができますが、編集… を押すと入力を助ける画面が開きます。

値の編集(座標)

項目 意味
X/Y/Z、rX/rY/rZ 位置と向きを1つずつ入力します。矢印で少しずつ動かせます
向き (rx ry rz) も指定する 外すと、位置だけを変えて今の向きをそのまま保ちます
現在値を取込 VRChatから受け取っている今の値を入れます。右に「現在: 」として常に表示されています(基準が 原点相対 の行では 現在値との差を取込 に変わります。下記参照)
生テキスト (貼り付け用) 実際に保存される文字列です。ここに貼り付けてもかまいません
送信内容 この値で実際にVRChatへ送られる内容です。入力に合わせてその場で変わります
この値でテスト実行 OKで確定する前に、VRChatで動きを確かめられます

値の編集(数値)

  • 移動量や秒数のように数値ひとつを入れるやることでは、入力欄と単位、既定値を使う のチェックが出ます。
  • 既定値を使う にすると値は空欄で保存され、実行時に既定値(上の一覧の「空欄なら〜」)が使われます。

貼り付けた文字は書き換わりません

  • 0.5,1.6,-2 のようにカンマ区切りで貼り付けても正しく読み取ります。
  • 読み取れなかった文字列は消さずにそのまま残します(欄が赤くなり、理由が下に表示されます)。直すか空にして別の場所をクリックすると、上の入力欄がまた使えるようになります。
  • キャンセル を押した場合は、表の値は一切変わりません。

基準が「原点相対」のとき

基準を 原点相対 にすると、値の意味が「座標そのもの」から「原点からの差」に変わります。 それに合わせて、この画面も次のように切り替わります。

値の編集(原点相対)

絶対値のとき 原点相対のとき
X Y Z rX rY rZ dX dY dZ drX drY drZ(d=差)
現在値を取込(今の座標をそのまま入れる) 現在値との差を取込今いる場所と原点の差を入れる)
現在: 0.5 1.6 -2 0 90 0 原点との差: 0.5 0 0 0 0 0
「向きも指定する」を外すと今の向きを保つ 「向きも指定する」を外すと向きは原点と同じになる

「向きも指定する」の意味は基準によって違います

  • 絶対値 … 外すと、そのときカメラが向いている方向をそのまま保ちます。
  • 原点相対 … 外すと「向きの差がゼロ」という意味になるので、原点を記録したときの向きになります。今の向きは保たれません。
  • 今の向きを保ったまま原点相対で動かしたいときは、現在値との差を取込 を押してください(向きの差も含めた6つの値が入ります)。

「現在値との差を取込」の使いどころ

ワールドごとに座標が違っても、同じ構図を撮り直せるようになります。 1. VRChatで基準にしたい場所にカメラを置き、下の 原点現在値を取込 を押します 2. 撮りたい構図までカメラを動かします 3. 行の 基準原点相対 にして 編集… を開き、現在値との差を取込 を押します 4. 以後は「原点をその都度決め直す」だけで、同じ位置関係を再現できます

原点が未設定のままこのボタンを押すと、先に原点を決めるよう画面下に表示されます。

実行を許可する話者

設定 意味
自分の発話のみ 自分が話したときだけコマンドが動きます(既定)
自分+指定した話者 自分に加えて、右の欄に書いた話者名(カンマ区切り・部分一致)を許可します
全員(誰の字幕でも実行) 誰の字幕でもコマンドが動きます

「全員」を選ぶときの注意

  • ゆかコネ経由の相手の発言やコメントでも、カメラ・身長・アバターが動きます。
  • 配信中は意図しない操作をされる可能性があるため、通常は 自分の発話のみ のままにしてください。

原点 (Origin)

原点とは、「基準」を 原点相対 にした行が“基準”として使う値です。 ここで決めた場所・身長からの差分でコマンドの値を書けるようになります。 たとえば原点カメラを決めておけば、カメラを指定座標へ移動 の値を「原点から右に1m」のように書けます。

項目 意味
カメラ位置 x y z rx ry rz の6つの数値です。個別に調整 の X/Y/Z/向き(RY) と連動します
身長 [m] 基準にする身長です
アバター 基準にするアバターIDです
現在値を取込 VRChatから受け取っている今の値を原点にします
クリア 原点を未設定に戻します
  • 原点は、VRChat内から声でも記録できます(やること:今のカメラ位置を原点に記録 など)。
  • 記録した原点へは 原点カメラへ戻る などで戻れます。

「基準」が使えるやること

  • カメラ位置を呼び出す カメラを指定座標へ移動 身長を変更 の3つだけです。
  • それ以外の行では「基準」の欄は灰色になり、選んでも効きません。

原点が未設定のまま「原点相対」にすると実行されません

  • 差分だけを絶対値として実行すると、身長 +0.1 が身長10cmになるなど危険なため、あえてエラーにしています。
  • 選択行をテスト実行 を押すと、画面下に理由が表示されます。

Option タブ(ルールとシナリオロール)

  • ルールは、条件に一致したときに任意のOSCアドレスへ値を送る「仕掛け」です。アバターやワールドのギミックを動かすときに使います。
設定 意味
有効(Enabled) この条件を有効化します
モード(Mode) 条件の判断モードを指定します
判定対象(Target) 対象にする言語を決めます(母国語、翻訳1~4)
起動フレーズ(Phrase) 判断に使う起動キーワードです
OSC Address OSCに送るための送付先です 例)/OSC1/OSC2
パラメータ(Param) 渡すパラメータを指定します。スペース区切りで複数指定できます
対象者(TargetName) 話者名に指定文字が含まれているときに反応します。空欄の場合は全員が対象です
API用タグ(ExternalCallTag) APIから呼び出すときにつかうタグ名です

パラメータの記述

  • Boolean型でデータを送る場合は、false true で記述します
  • 配列で数字を送る場合は 0x00 0x01 のようにスペース区切りで記述します
  • 浮動小数点で送付する場合は 1.0 のように小数で記述します

ルールと音声コマンドの使い分け

  • ルールは、自分で用意したギミック向けです。OSCアドレスと値を自分で決めます。
  • 音声コマンドは、VRChat本体の機能(カメラ・身長・アバター・移動)向けです。アドレスを書く必要はありません。

シナリオロール (演劇原稿の送出)

設定 意味
連続送信の行間 (ms) @ を付けた行をまとめて送るときの、1行ごとの間隔です。既定は 300(0〜10000)
シナリオロールを開く 台本を書く専用ウィンドウを開きます

シナリオロール(台本を順番に送る)

あらかじめ書いておいた台本を、F1 キーで1行ずつ送り出す機能です。 演劇・朗読・決まった段取りのある配信で、字幕・チャット・カメラ操作を手元のタイミングで進められます。

Option タブの シナリオロールを開く を押すと、専用のエディタが別ウィンドウで開きます。

ウィンドウは開いたままにしておけます

  • 設定画面とは別のウィンドウなので、VRChatを操作しながら出しっぱなしにできます。
  • 閉じたときの位置・大きさ・本文・カーソル行を覚えています。次に開くと続きから使えます。
  • 開いたままゆかコネを終了すると、次回起動時に自動で開きます。 自分で閉じてから終了すれば、次回は開きません。
  • このプラグインの設定画面を開いている間は、ロール画面は一時的に隠れます(設定画面を閉じると戻ります)。

1行の書き方

台本は 1行=1つの動作です。行の先頭に何を書くかで、送り先が決まります。

行の書き方 何が起きるか
<- メモ コメントです。何も送りません。段取りのメモに使います
TEXT こんばんは 字幕として送ります。ゆかコネの字幕・翻訳・読み上げに流れます
CHAT こんばんは VRChatのチャットボックスに出します
CMD camera_close 音声コマンドと同じ操作を実行します(カメラ・身長・アバター・移動)
OSC @/avatar/parameters/Wave true 好きなOSCアドレスへ送ります。ギミック向けです
おはようございます 上のどれでもない行は、/YNC/Text/Native/String へ文字列として送ります
  • TEXT CHAT OSC CMD大文字小文字どちらでもかまいません。
  • 行の先頭に空白があってもかまいません。読みやすいように字下げできます。

空行とコメントの使いどころ

  • 空行はいくつ入れてもかまいません。幕やシーンの区切りに使ってください。
  • <- のコメント行は送信されないので、「ここで客席を見る」のようなト書きを書いておけます。

送り方(キー操作)

キー 動作
F1 カーソル行を送って、次の行へ進みます。押し続けるだけで台本が進みます
Esc または Shift+F1 連続送信を中止します
Ctrl+↓ / Ctrl+↑ 送らずに次の行/前の行へ移動します
F2 いまのカメラ位置を行として挿入します
F3 アバター・カメラ操作のコマンドを選んで挿入します
  • 画面下のステータスバーに、いま何を送ったかが表示されます。うまくいかないときは赤い文字で理由が出ます。
  • 送信 メニューの 改行で送信 をONにすると、Enter でも送れます(既定はOFF)。編集中に誤送信しやすいので、慣れてから使ってください。

まとめて送る(@ 連続送信)

行の先頭に @ を付けると、@ が付いた行が続くかぎり、まとめて送ります。 「暗転して、カメラを動かして、セリフを出す」のような一連の動きを、F1 一回で流せます。

<- 第2幕 はじまり
@CMD camera_close
@OSC @/usercamera/Pose f:0.5 f:1.6 f:-2 f:0 f:90 f:0
@TEXT 幕が上がります
TEXT ここからは1行ずつ進めます
  • 上の例では @ の付いた3行が続けて送られ、@ の無い最後の行で止まります。 最後の行は、次に F1 を押したときに送られます。
規則 内容
止まる条件 @ が付いていない行に来たら止まります。空行でも止まります
コメントの扱い <- のコメント行は飛ばして先へ進みます(区切りにはなりません)。途中にメモを書けます
行の間隔 Option タブの 連続送信の行間 (ms) を使います(既定 0.3秒)
カーソル 送りながら1行ずつ動き、最後は止まった行に着きます
中止 走っている間に F1Esc を押すと止まります。カーソルは止めた行に残るので、もう一度 F1 を押すとその行から流し直せます

先頭に「@」の文字そのものを書きたいとき

  • @@ と2つ重ねてください。@@ました@ました という文字列として送られ、連続送信にはなりません。

OSC行の値の書き方

OSC 行は、@ に続けてアドレス、そのあとに値を空白区切りで並べます(アドレスの @ は省略できます)。 値の型は書き方から自動で判断します。

書き方 送られる型
1 整数
1.0 小数
true false 真偽値
"空白を含む 文字列" 文字列(引用符で囲みます)
それ以外 文字列

型をはっきり指定したいときは、値の前に印を付けます。

意味
i: 整数 i:1
f: 小数 f:1.5
b: 真偽値 b:true
s: 文字列 s:あいさつ
  • 全角で 1.6 と打っても小数として読み取ります。日本語入力のままでも大丈夫です。
  • TEXT CHAT の本文はそのまま送られます。引用符や記号を書いてもそのまま出ます。

「1」と「1.0」は別物です

  • 1整数1.0小数として送られます。
  • VRChatのカメラ位置(/usercamera/Pose)は小数を6つ必要とするため、 OSC @/usercamera/Pose 0 1 0 0 90 0 と書くと整数になり、何も起きません
  • f:0 f:1 … と書くか、0.0 1.0 … と小数で書いてください。
  • F2 の「カメラ位置を挿入」は、はじめから f: を付けた形で入ります。迷ったらこちらを使ってください。

台本づくりを助ける機能

カメラ位置を挿入(F2

VRChatから受け取っているいまのカメラ位置を、そのまま送れる行として差し込みます。

<- カメラ位置 2026-07-28 12:34:56
OSC @/usercamera/Pose f:0.5 f:1.6 f:-2 f:0 f:90 f:0
  • VRChatで構図を決める → F2 を押す、を繰り返すだけでカット割りが作れます。
  • カメラ位置をまだ受け取っていないときは、画面下に赤い文字で理由が出て何も挿入されませんOSCQuery 自動検出 を選び、VRChat側でカメラを出して一度動かしてください(音声コマンド タブの「現在: 」と同じ仕組みです)。

アバター指示コマンドを挿入(F3

音声コマンドと同じ操作の一覧から選んで、CMD 行として差し込みます。 値が必要なものは、音声コマンドと同じ入力支援の画面が開きます(現在値を取込 や送信内容のプレビューもそのまま使えます)。

<- カメラを閉じる/オフ (Close camera)
CMD camera_close

「CMD」で書く理由

  • 「カメラを閉じる」「前へ歩く」などは、内部で複数の信号を決まった間隔で送る動作です。
  • CMD で書いておけば、その本来の間隔がそのまま守られます。 OSC行にばらして書くと 連続送信の行間 に置き換わってしまい、「1秒前進」が別物になります。
  • 挿入 メニューの 挿入時に説明のコメントを付ける をONにしておくと、 何のコマンドか分かるコメント行が一緒に入ります(既定ON)。

原点の記録はシナリオからは実行できません

  • 今のカメラ位置を原点に記録 などは一覧で灰色になり、選べません。
  • 原点の記録は 音声コマンド タブか、声で行ってください。原点カメラへ戻る などの呼び出し側は使えます。

台本の保存と読み込み

操作 キー 内容
新規作成 Ctrl+Shift+N 本文を空にします
読み込み Ctrl+Shift+O テキストファイル(.txt)を開きます
上書き保存 Ctrl+S いま開いているファイルに保存します
名前を付けて保存 Ctrl+Shift+S ファイル名を決めて保存します
  • 本文は保存しなくても自動で覚えています。次にゆかコネを起動したときに、そのまま続きから使えます。
  • 演目ごとにファイルを分けたいときは、名前を付けて保存 を使ってください。
  • 古い台本が文字化けする場合でも、UTF-8 と Shift-JIS を自動で判別して読み込みます。

とても長い台本のとき

  • 本文が非常に大きい(おおよそ50万文字を超える)場合、自動保存は行われません。画面下にその旨が表示されます。
  • このときは Ctrl+S でファイルに保存してください。次回起動時はそのファイルから読み直します。

書式を忘れたら

ヘルプ メニューの 書式のヘルプ... に、上の内容の要点がまとまっています。

キー割り当てやAPIから操作する

  • このプラグインへ scenario コマンドを送ると、ロール画面を外部から操作できます。
  • actionopen close send sendnext next prev stop を指定します。
  • actionrun にして text に1行渡すと、ウィンドウを開かずにその1行だけを実行できます。
  • 足元のキーボードやStreamDeckから sendnext を叩けば、画面を見ずに台本を進められます。

YNC Msg タブ

  • ゆかコネ独自形式で字幕データを送ります。VRChat以外の自作ツールと連携したいときに使います。
設定 意味
Native Language 母国語を送ります
Translation Language 翻訳文を送ります
Send Type : Int 文字列を数字(アスキーコード)として送ります

字幕の送付

  • データは /YNC/Text/ja/Int/YNC/Text/ja/String のようなアドレスに送られます。
  • VRChatはString型のパラメータを受け取れないため、Intを使います
  • Int の場合は、UTF-8のバイトコードが1文字ずつ送付され、0x00 で終端します。

使い方

  1. VRChatを起動します
  2. VRChatのリングメニューでOSCを Enable にします
  3. ゆかコネ側で 接続(Connect) をおして通信を開始します
  4. VRChat 側で、ChatBoxの表示設定をします
  5. VRChat のリングメニューでChatBoxをONにします
  6. 音声認識すると字幕が表示されます

音声コマンドを使うとき

  1. 上の手順で接続まで終わらせます
  2. OSCQuery 自動検出 を選び、VRChat 未検出 (Not found) の表示が VRChat: 127.0.0.1:9000 のようなアドレス表示に変わることを確認します(カメラ位置などの取込に必要です)
  3. VRChat側で一度カメラを出して動かします。音声コマンド タブの「現在: 」にカメラ位置が表示されれば準備完了です
  4. 行を作り、選択行をテスト実行 で動作を確認してから OK で保存します
  5. 実際に声に出して発動するか確かめます

シナリオロールを使うとき

  1. 上の手順で接続まで終わらせます
  2. カメラ位置を台本に取り込みたい場合は、OSCQuery 自動検出 を選んでおきます
  3. Option タブの シナリオロールを開く を押します
  4. 台本を書きます。F2(カメラ位置)や F3(アバター指示)を使うと手早く作れます
  5. Ctrl+S でファイルに保存しておきます
  6. 本番では、カーソルを最初の行に置いて F1 を押していきます

本番前の下読みをおすすめします

  • 一度 F1 で最後まで通してみて、思ったとおりの順番・間隔で進むか確かめてください。
  • @ でまとめた行は、間隔が短すぎると慌ただしく見えます。連続送信の行間 で調整できます。
  • CHAT を続けて使う場合は、VRChat側の制限(5秒に5メッセージ)で表示が遅れて追いつくことがあります。 画面下に送信待ちの件数が出るので、台本が先へ行き過ぎていないか確認できます。

うまくいかないとき

  • 通信ポートがすでに使われている場合があります。競合ソフトを終了してください
  • 通信ポートの競合が改善できない場合は、VRChat側の通信ポートを変更する方法もあります
  • 通信先が localhost と指定されている場合に通信失敗することがあります。その場合は127.0.0.1に変更します。

音声コマンドがうまくいかないとき

  • 反応しない有効 のチェック、実行を許可する話者(既定は自分だけ)、トリガーワードが認識結果に含まれているかを確認してください。ゆかコネの認識結果ウィンドウで、実際に何と認識されたかを見るのが近道です。
  • 「現在: 未受信」から変わらない:まず OSCQuery 自動検出 になっているかを確認してください。そのうえで、VRChatから値が届くのはそれを動かしたときだけです。カメラ位置=カメラを出して動かす/身長=アバターを読み込み直すか身長を変える/アバターID=着替える、で届きます。
  • テスト実行で赤い文字が出る:その文がそのまま原因です。値が足りない/原点が未設定、のどちらかであることがほとんどです。
  • 意図しないときに発動する一致方式完全一致 にするか、トリガーワードを長くしてください。

シナリオロールがうまくいかないとき

  • F1 を押しても何も起きない:その行がコメント(<-)か空行になっていないか確認してください。画面下に「コメント行」と出ます。
  • OSC 行でカメラが動かない:値が整数になっている可能性があります。0 1 0 0 90 0 ではなく f:0 f:1 … と書くか、F2 で挿入し直してください。
  • 赤い文字が出る:その文がそのまま原因です。アドレスは / で始めてください 引用符 " が閉じていません など、書式の間違いを指しています。
  • @ の連続送信が途中で止まる:止まった行に @ が付いているか確認してください。空行でも止まります(コメント行では止まりません)。
  • CMD の行で「知らないコマンドです」と出るF3 の一覧から選び直すのが確実です。コマンド名は一覧にあるものだけが使えます。
  • ロール画面が操作できない:このプラグインの設定画面を開いていませんか。設定画面を開いている間、ロール画面は隠れます。設定画面を閉じてください。